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【借り出される。え?もちろん僧侶でだよ。】へ  【宣伝じゃぁあああい!】へ

そのために集まった


明くる日。日が沈みきった夜。

とある場所に緊急収集を掛けた。


サーバー21 グレン井戸



我らのスタートの一歩を踏み出した。

結成から早二週間。俺達は、隠れ家へと帰ってきたのだ。

sitennnou1.jpg



ろくどう「こんちゃー」

あきとさん「こんばんはー」

一番乗りは”少年拳士”あきとだった。彼は真面目だ。その戦闘での動きの切れときたら、俺を優に超えるかも知れない、鋭さを持つ羽根有りエルフ。

ちゃっかり正座だ。これもよし。


ッ本当は俺が一番ノリではないといけないはずなのに…。
いやたしかに俺が二分前にきたのがわるかったんだけどさ…。




ドドドン!


きょんさん「拳一択!!」シャキィーン。



………。

ろくどう「(きょんさん向き逆!!逆だから!!)」


ていくつー。

きょんさん「拳一択!」ズバババーン

ろくどう「拳一択!!」


相変わらずの合い言葉に成りつつあるワンフレーズ。


sitennnou2.jpg


そして小さな巨人襲来。

その井戸へと飛び込む際のダイナミックさを例えれば、エンディングさながらの疾走感が彼の内に秘められていた。さすが器がデカイという意味で称される巨人だ。


sitennnou3.jpg

ひさしぶりに揃った面々と雑談。そしてなぜかフレンドリストの我らが女神は雲の上で戦闘中。

どういうこったい。
まぁあれだろ。なまかは信じてまってこそのなまかだろ。

とうことで私共々三人で雑談しつつ、待つことに数分。


シュタッ…。



彼女華麗に降り立った。我らが華が舞い降りてきた。

俺達は信じてたよ君が必ずくるって。

ついに四人が揃った。
sitennnou5.jpg




輝かしいオーラを放つ彼女を軸に、少年拳士が整え小さな巨人が盛り上げ成り立つ。

そう。我々は
sitennnou6.jpg

                       ”拳四天王


さて今日は我々近所に迷惑を掛ける害虫駆除に向かうこととなった。

近所の声を聞いてみるとどれも苦情ばかりだ。

とあるWさん「あらぁ~。あの虫まったくオーブださないのよまったく」
とあるBさん「ふん。奴め、等々いじけよったか」
とあるAさん「いいかげんだしてくれよ!!こっちとて何連戦して小瓶消費してるとおもってるんだ」



などなど。
いやぁもう苦情だらけの鬱憤の塊。

だが心配ない。
簡単な話だ。

我々が懲らしめてこようではないか。この武闘家四人が。



武闘家四人というガチ脳筋PTに負けでもすれば、やつも名折れ。アンド心も某棒お菓子のポッ●ー並にポキポキな折れるだろう。


さぁ害虫駆除の始まりだ!!(乙`・ω・)つ


移動の祭の余談
きょんさん「サバどうする?やっぱ1?」

ろくどう「いや一発で倒してこそ意味ってもんがあるだろ」



ということでサバは21でやりました。もちろん湖の周りに人っ子1人いません。

さて…。



ここからは写真がない!

つまり真剣にやったからだ!必死だった。
まさか害虫駆除にここまで手間が掛かるとは思わなかった。


まぁ初回は安定のボケが決まり、幸先よいスタートをきった、きったのだが…。


狩りの道中で事件が起きた。

まずこの狩りの前提は、みなが死なないことだ。
俺達には手段がない。”ない”のだ。

つまりやられたら、友に任せて止まるしかない…。
そのために我々はチームワークを生かし、各々各自で回復をしていたのだが…。

だが…。


”蜘蛛アラグネの死のとげ!”

四天王「「「「ぐぅぅ」」」」

きょんさんアンドろくどう「ボケ!」

Miss
”蜘蛛アラグネの瞬間移動!!”

四天王「「「「なっ!!」」」」

きょんさん「やばい!あきt」



※小説風に移行します。



グサ…。
呆気ない音が湖いっぱいに広がった。
呆気ない音の原因は蜘蛛アラグネの牙が起こした小さな音。

だがその小さな音が俺達にとっては到底顔を背くことが出来ない重大な出来事へと繋がってしまった。

あきとさん「あっ…あっ…」

彼のわなわなと震える手は体に刺さった牙を強調するかのように震え、激しさを増していく。
あの小さな体に備えられた心臓にに深々と刺さり、貫通した牙の先から滴る真っ赤なそれは、とうとう彼の口からも静かに滴り始めたのだ。

そして俺達に絶望のメッセージを送られてくる。




”あきとが倒れました”

あきとさん「っぐ……っは…」



牙が抜き取られ、ぽっかりと空いた穴を抑えつつ、彼は抵抗もなくドサッと勢いよく倒れた。

他三人「あきとぉおおおおおおお!!」


俺達の叫び声が届いているかも判断できない。
緊急事態だ。死傷者がでてしまった。

っく。俺達には何も…。

きょんさん「俺が行く!」


すぐさまきょんさんが応急処置に向かった。
彼は何か方法があるのだろうか。いや俺達にそんな方法はないはず…。俺達は武闘家だ。内なる気を操ってこそ武闘家。あんな状態で気を操れというものが無理だ。

どうする気だ…だが、何か方法があるなら…!

ろくどう「ここはまかせとけ!!」
さゅさん「任せてください!」


彼はこちらを向かない。そうだ。きっと俺達を信じているのだろう。期待に答える一心で俺はボケる。

彼があきとさんの場所へとたどり着いたときには、きょんさんは既に何かの葉を掲げていた。
ほんのり光葉。
きょんさんが懐からだした葉を彼の体…あきとさんのぽっかり空いた穴へと被せた。
薄く衣のように葉を包む光が彼の体へと移り始め、ほのかにあきとさんの体を包むと心安らぐ柔らかい音曲とともに彼の周りを水色の魔法陣が包んだ。


あきとさん「こ、これは…」

きょんさん「礼などいい!いくぞ!」

あきとさん「はい!」

見事きょんさんの手によって復活を成し遂げたあきとさんを含め、追い込みに走ったのだった。そしてそしてついに…。


俺達を白い膜が覆った。



”蜘蛛アラグネを倒しました”



四天王「「「「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」

俺達は伝説を成し遂げ、三つ目となる鍵を創ったのだった


sitennnou7.jpg

次回へ続く!!!


ではぐだぐだですまぬ!そんなあなたに拳一択!!



今回は中身小説風が多くてすみません…。いやね…SSないとこうなるわけですよ…。SSやっぱ必要やはぁ…と実感した今日一日。でもね…。そんな暇なかったんだよ!!(泣

はいではよろしくお願いします!!うぬぬぬ。順位おちたなぁーと飽きられていることを若干気付いている今日この頃、ちょっと話をしますが、私は順位などはっきりいって気にしておりません。

私がブログランキングに参加している理由として、多くの人にブログを観覧してもらい、笑って頂けたらいいなぁと思って参加しました。まぁそうなると順位を高くしないといけないということに繋がってしますのですが、ここ最近では、よくコメントを残してくれるありがたい人がいっぱいいるのです。フレンドでもわざわざ挨拶してお誘いしてくれる、人もいます。
私はわざわざ記事について感想を残してくれるという感覚が嬉しく、ポチッとよりどちらかというコメントを残すほうが嬉しい傾向にあるのです…w(まぁもちろん順位あがっても嬉しいですがねw)

ともあれ、私のブログがここまで有名になれたのはポチッとしてくれた皆様と私のブログを紹介してくれたブロガーの皆さんのおかげです。これからもブログランキングには居続けますが、順位はキニシナイという方向を取らせてもらう当たり、一応報告を述べておきます。

時々イベント開催に当たり”お願い!順位あげて”という呼びかけもあるかもしれませんが、その時はなにとぞ協力をお願いします!それでは長々と申しわけございませんでした。これにて失礼!


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っとオワリじゃないんだなこれ。
なぜかあの小説の続きがきになるぞ、おいこら!というご返事を多数いただいたので、ちょっと休み休み挿んで載せていきたいと思います。だけどこれだけでもいっておくよ?

一年前に書いたものだからおもしろいとか保障できないからね!?W

ちなみに前のお話はこちら→第1話としようw

ではつづきをどぞー!



「あっ…あっ…」

 “死んでいる”
 その言葉がミウの頭を過ぎる。舞き散っている血の量にしろ、体が動かないにしろ触れなくてもわかる。アレは間違いなく“死んでいる”のだと。
 そう悟るミウは無意識のうちに両腕を器用に使い、後ずさった。いち早くこの場を後にしたいがとてもではないがこの抜けた腰では無理だと頭がミウ自身の指示を聞いてくれない。そして突然目前で起きた見たこともない惨状に顔を青ざめる。喉も圧迫されることにより、言葉を発することを拒み、出る音は呻き声ばかりだ。

『早くここから逃げなくては』

 だが、そう時は待ってくれない。呻き声を上げるしかできないミウとクレーターを挟むように何かが堕ちてくる。その影は先ほどと同じ人間の形取った影。だが今度堕ちてきた影は、先ほどとは違い、両足と片手で柔らかく着地を決めたことから生きていると、ミウの頭は判断した。

 その影が着地した後、ゆらりと立ち上がった姿をみてミウはその影が青年だと言うことに気づく。後ろ姿で顔はおろか後ろ姿しか見えていないが、この180弱はある高身長に加え、スラリとなぞるラインを描く体つきからして男性だろうと言うことは思考がぐちゃぐちゃであるミウにも十分予測することはできた。

 一瞬の沈黙が走る。ミウの耳に聞こえてくるのは自身の体で激しく脈打つ心臓の音だけ。
 ドッドッドッドと激しさは、時間が経つに連れ、速く細かく変化していく。

 そしてミウがその男性の右手を頭に持ち上げる仕草に思わず右手を目で追ってしまう。その先にあるのは、男性にしては長髪である漆黒の髪。首の襟元が掛かる位置まで延びる襟足。鋭利に尖りの先を斜めに垂れさげる耳を垂れ下げている小さな頭。

 その頭の漆黒の髪全体が風に靡いていた性か横顔さえも把握できてはいないが、夜の暗さも顔負けするその純粋な黒に思わず眼が奪われてしまう。
 そんなミウの状態に気づかず、青年は乱暴にガシガシと頭を掻き、盛大にため息を吐いた。

「なんで俺がこんなことしなくてはならんのだ…」

 そう呟く青年の抜けた声に思わず、ミウは安堵の息を吐きそうになった。が、ある思考によりその安堵の息も喉の奥で止められる羽目になったのは言うまでもない。もしこの青年がこの惨状を起こした…この少年を“殺した”張本人だとしたら。

「―――ンッ!」

 自身の思考で恐怖に駆り立てられたミウは思わず、ゴクリと唾を飲み込む。
 何を発したら良いのか見つからない喉が、青年が現れる前同様に呻き声を上げる。必死に出す音が言葉にならないのだ。

「あっ…あっ…」

 そしてミウは運悪く青年に見つかってしまう。彼女の呻き声にようやく青年が反応を見せた。

「彼奴等の仕事だろ。…ん?」

 ピクリと反応を見せた青年は右から横流しに顔だけを振り向かせ、ミウを凝視する。それにより青年の露わになった月の光で宝石のように輝く血より深い紅の瞳と視線がぶつかる。
 口元には可愛く飛び出る八重歯が特徴の鋭い顔つきだろう。

 だが、ここでミウはこちらを凝視して何も言葉を発しない青年の正体に気づいた。最初はその尖りつつも垂れ下がった耳に【エルフ】という血糖種族と結論を出したがその深紅の瞳を見た途端、その考えは真っ白に消え去り、一つの血統種族しかミユの頭には浮かばない。

【ダークエルフ】

 最近になって種族として登録された新しい部類の種族。血統種族にはそれぞれ特徴を用いている上、その外見を見ればどの血統種族かは直ぐに判明する。例えば特徴がないというのが特徴のミウ自身の【人間】然り、先ほど勘違い仕掛けたとがった耳が特徴の【エルフ】然り。

 だが、それに比べこの【ダークエルフ】は瞳の色によって区別され、見分けるのはとてもではないが困難である。そしてこの青年が宿す深紅の瞳が唯一、【エルフ】と【ダークエルフ】を見分ける術である。

 そんな新血統種族として登録された種族の青年が目前で自身を凝視し、睨みを切らしてくる事に再び恐怖がこみ上げてくる。

 新血統種族だからといって情報はそこまで流れていない。つまりは得体の知れない種族。外見の特徴がわかったとしても、何が得意で不得意など種族の身体能力の特徴までは、一般の学生であったミウには到底わかり得ないことだった。そこから来る恐怖と先ほどまで抱いていた恐怖がかき混ざりより、ミウの体を震わせる。
 その青年は、一瞬眼を細め、体をこちらへ向け、真っ正面に捉えるとコツコツ音を鳴らしつつ黒いハイカットの靴を履いた足でゆっくりとこちらに歩み寄ってくる。

「あっ…や…め…」

 その様子に、尚も言葉にならない呻き声で近寄ってくることに抵抗するが、青年はそんなミウを凝視したまま歩き寄る足を止めようとしない。

「……」

 無言で近づいてくる青年とミウの距離が縮まり、手が届く距離にまで近づいた。ミウには感情がこもってない人形のようなに見える顔。そんな顔で青年が右手を持ち上げ、自身の体へと近づけるように見えた。その行為に反応して反射的に顔の前に腕を交差させて身を守るが、意味がないだろう。そうきっとあのクレーターの底で横たわる少年の用に“殺される”のだろう。

「…た、たす……」

--助けて。
 体がこわばって抵抗さえ出来ない。それだけの言葉さえ出せない。
 そんな自分の無力さに、悔しさを憶え、唇を噛み締める。やっとの思いで手に入れた楽しい学園生活を目前に摘まれる。人生そのものが無くなってしまう。

 どん底へと落とされた絶望の思いから遂には眼も開けてられず、ギュッと瞼を閉じ、自身の最後時を覚悟した。
 自分の人生はこんなにも儚いのかと…。

「―――え?」

 だが、実際いくら経っても何も起きなかった。
 否その代わりと言っては何だが、自身の胸の当たりから感じる妙な違和感がある。

――――モミュ…モミュモミュ。

 何だろう…。実際に起きている現状を視界に納めないと分からないミウは、自身の胸を確かめるように、そぉーと瞼を慎重深く開く。そして納めた次の瞬間、彼女は眼をこれでもかと見開かせ、素っ頓狂な声と共に顔を茹でたこのように真っ赤に染め上げる。

「エッ…。えぇええjkづcぉvんdgstldh!?!?!!?」
「おッ?なんだ…女か」

 後半、さっきとは違う意味で、言葉にもならない叫び声をミウは叫ぶ。ズザザァ!と後ろに勢いよく後ずさったミウはコンクリートの壁に背を激突させるも、その痛みより未だにその胸を掴まれた恥ずかしさから抜け出せず、顔は真っ赤でいる。いくら経っても冷めそうにない茹で顔で自身の体を抱きかかえた。

 青年が掴んだものはとても柔らかい二つの山のうちの一つ。
 そうミウは青年に自身の小振りである自身の胸を揉まれたのだ。
 一体何の為にしたのだという疑問念が彼女の思考に思い浮かぶが青年が呟いた言葉に恥ずかしさで口がうまく回らないまま、先ほどの恐怖心も一瞬の間に消え、真っ白になった思考で投げかけた。

「ど、どどどどどど」
「言葉になってないぞ」
「どうしてこんなことを!?」

 必死の思いでようやく絞り出せたミウの投げかけに顎を撫でる青年は、少しばかり眉を顰め、数秒唸りながら考えるなり答えた。

「意味なんてねぇよ。俺が全てだ。強いて言うなら何となく」
「何となくぅう!?!?」

 自分の胸は何となく掴まれたのかと、目の前の青年に憤怒の感情しか出てこない。初めてだよ、初めて!!と内心で起こっている惨状を納めようとする彼女だが、あまりの衝撃に隠しきれていない様子だ。落ち着かない気持ちを露わにする。

 青年は、眉を寄せたまま、表情を変えないでいる。
 それは疎か、そんな怒りを露わにするミウを難なく無視し踵を返し自身に背を向けるという行動にでたのだ。
 青年は、再び動き出すとクレーターの底にいるであろう少年の衣服の襟を掴み、引っ張り上げると同時に引きずりながらも、帰路へと体を向けここから立ち去ろうとする。
 ミウはそんな青年においおい、と言わんばかりに突っ掛かるような半分キレ気味の態度を見せる。

「え、何でそこで返るかな!それに人殺ししておいて私はスルーですか!?スルー!!」
「あ゛ぁ?」

 再び振り返り苛立ちを伝わらせるその声を耳に入れ、さっきまで怒りだけだったミウの頭もこればかりは冷静になった。

 冷静になったことで殺人鬼に殺しておいてなんで逃げるなどと言う暴言吐いて、バカかと自身に投げかけるが、怒りにまかせて言い放った言葉を訂正など出来ない。
 そんなミユが後悔と自身の過ちを恨みに苦しめられる中、思いも寄らない答えが返ってきた。

「はぁ?此奴死んでないぞ?」
「はぁ!?え、だってだって…」

 当たり前だろ…と振り向き際に眉を顰めた青年の言葉はしかと、ミウの耳へと届く。だが、彼女にとっては当たり前ではない。それよかなぜ動きもしない死体を引きずっておいて死んでないなどと言うホラが吹けるのか不思議で溜まらないのだ。しかし実際には言い返す言葉もなく詰まるばかりだ。
 だがそんな言葉に詰まるミユに逆に質問を問いかけてきたのはその青年だった。

「おい、女。何処だ?」
「え、【人間(ヒューマン)】ですけど…」
「そんなのみりゃ分かる!出身支部はどこだと聞いて居んだァ!」

 そんな怒号にも近い言葉に少し怯むもミウはハッキリと答える。

「《第6支部》……です」
「ッチ。あの人間だけの平和扱いた支部からかよ…」
「へ、平和ってっ―――」

 毒づいた青年の言葉に再び体を前のめりにしてまでも突っ掛かりそうになったが、ミウはその体を急停止させる。確かに彼女自身、こんな生物が殺されたところなんて見たことが一度もない。ましてや暴力が振るわれる場面など一度も。故に彼の言葉は正しくミウは言い返せる言葉が見つからないのだ。
 黙り切った彼女に、ほらみろ…。と呟く青年は、少し間ミウの様子を伺うなり、しょうがねぇな…と口ずさむなり、声を発した。

「おい女…」
「――は、はいッ!?」
「今からこの俺が直々に説明してやる。耳の穴かっぽじって良ぉおく聞け」
「は、はぁ…」

 何を偉そうにしているんだと…呆れ半分疑問半分の返答を返すミユ。
 そんな彼女に一息吐くと青年は再度口を開いた。

「まず、血統種族のことは知っているだろうな?」
「そ、それはもちろんです」
「ならいい。…はっきり言ってやる俺達は一度じゃぁ死なねぇ」

 説明してやると言いながら、簡潔に話しているのでは?と思わせる台詞にミウはとりあえず頷く。まだこの青年を信用したわけではないからだ。
 だが唯話しを聞くばかりのミウではない。ミウにも一つだけ引っかかることがあるのだ、“一度”という言葉。

「一度?」
「あぁそうだ。二度死ぬんだ。《血統能力(ブラッドリンク)》と身体能力を犠牲にしてな。その二つを失ったら、もう何も残らない。死んだも同然だろまぁそんな理論、俺には関係ねぇが」

 そう持論を語る青年だが、ミウはそのことより説明の途中で気になるある単語を呟く。

「ブラッド…リン、…く?」
「あぁ?なんだ、《血統能力》も知らね―。あっ女、【人間】だったな。ったくめんどくせえな…。《血統能力》ってのはなァ、個人個人に生まれながらに一能力限定で付いてくる特別(スペシャル)な能力だ」

 後半苛立ちを増した青年の尚も話し続ける口は止まらない。

「その能力は、種族または個人によって多種多様。“念力”という“身体強化”はたまた珍しいので“物理的不可能な能力”まで。唯その能力は“依存”にある。親の系列―家系に存在する…能力。つまりはその能力を持つ本人の血を受け継いだ子孫のみが使用可能になる。どんな能力を欲しても自分で能力を選択はできない。それが《血統能力》だ」
「そんな出来事聞いたことも見たことも…。も、もしかしたら私にもあるのかな、《血統能力》…」

 そんな自身の両手を見つめて、説明してもらった夢のような能力《血統能力》を自身も秘めているのかと憧れるミウだったが、そんな姿を見て青年は、ッフと小馬鹿したように鼻で笑う。

「ヴァーカ。何も知らねぇんだな?【人間】にはねぇんだよ。その《血統能力》」
「えっ…。そんなのないですよぉ…」
「知るか。先祖に聞け」

 へなへなと枯れた花のように悄げてゆくミウの反応に興味を持ちつつ、青年はふと右腕に着ける新品であろう銀の光沢を反射させるデジタル時計に眼を向けた。
 だが、ミウはそんな些細な動作に構っていられる暇ではない。彼女の頭は、彼女が知らない未知への期待感を膨らませ、展開する妄想で一杯一杯なのだ。

「……寝むて…。ふぁわあ…」

 数秒経った後にその青年の言葉で我に返ったミウは、青年に向けていた怒りも疑いも恐怖もすべて消え去った友達が語り合うような明るい表情で青年へと声を掛けようとしたが。

「ねっ!君の《血統能力》…っていない!?」

 そう先ほどまで目の前で偉そうに佇んでいた青年の姿をおろか、横たわっていた少年の姿も消えている。確認のために右に左に首をこれでもかとグルグルと目まぐるしく周りを見渡すが影もない。見えるのは自身が辿ってきたこの一本道だけなのだ。

「幻覚…ってのは、なさそうだね…。ははは…」

 一瞬今まで起きた出来事疑う思考だったが、その考えをぶち壊すように目の前に設備された道路のど真ん中にポッカリ空くクレーターが視界にはいる。
 ミウの乾いた笑い声が静けさの広がる道路に目一杯に広がったのは、時間の問題だった。
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~ Comment ~

 

ちわ!

写真に夢中になって死んだあきとです!
次から動画撮ってキャプチャするか?
とか、考えてたんだけどアップで
撮りたい!ズーム!死・・・のイメージしかわかない・・・何か良い方法探さないとですね!

小説!息子がおもしれぇ~て言ってましたよ!!

NoTitle 

拳四天王すごい!
きょんさん「俺がいく!」←かっこいい!!!男前!!!
挑戦し続けるみなさん、ステキです!

小説、こういう話好きです♪きになりますよ~^^

Re: NoTitle 

> あいりさん

ほれてまうやろおぉおおお!ってのを言ってしまった時点であなたの負け!てきな男らしさをみせるきょんさんです。
これからの挑戦応援してたもぉおお!!

しょぅせつねぇ…。まぁがんばるよ…w
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遅れに遅れた唯の魔法拳士ボコボコ記

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